中国生活・必須アプリ
中国へ来る予定がある方。興味を持っている方。
キャッシュレス決済が普及した中国ではスマホ1台で生活が成り立ち、非常に便利な生活が送れます。
その反面
基本的なアプリやサイトを使いこなせないと不便な生活になってしまいます……
そこで今回は!
短期滞在者〜旅人向けアプリ
を紹介しようと思います!!!
その前に…
【中国スマホサービス基本情報】
☆壁越え
中国では政府の規制で中国国内サービス以外のSNS等が使用できません。
Twitter、Yahoo!、LINE等は基本的に全部無理ですね。
まぁ正直中国生活には必要ありませんし、生存目的では全く必要のないツールです。
しかし、日本との連絡等
やはり繋がらないと困りますよね。
そこで、大体の人は
・VPNサービスを利用する
と言った手段で国際SNS等を確認しています。
なくても中国内の生活には全く支障ありませんけどね!!
では、実際に必須アプリを紹介していきましょう。
今回紹介しているアプリケーションは全て、壁越えなしで使えるものです。
1. コミュニケーションツール
使い方は完全にLINEです。
既読機能がないことぐらいですかね、違うところといえば…
旅先で出会った現地人はみんなこれを使うので、持っていて損はありません。後述する決済アプリでもあります。
また、ミニプログラムという項目が中国語学習に使えたりバスや地下鉄の情報を調べることができたり、
なかなか優秀なんですよね。
QRコードを表示させて地下鉄やバスに乗車するのもここからできます。
2. 百度
日本語での検索には対応しておりませんが、中国内のことについては百度で検索します。
ちなみに百度は動詞になっているようで、
現地の学生はちょっとググるわ〜みたいなノリで
「百度一下〜」と言っています。
3. 百度地图
Googleマップの中国版みたいな感じですね。
乗り換えや道案内、レストランや観光地の検索等 これがあれば街歩きには困りませんね。
4. 铁路12306
中国の鉄道の公式サイト(またはアプリ)で、鉄道の運行情報を調べられます。
ウィーチャットペイ から決済することも可能です。
ウィーチャットペイを開設できないという方は、
Trip.comから予約することもできます。
少し手数料はかかりますが、登録している日本のクレジットカードから決済でき、当日に駅でチケットを受け取るだけになるので便利ではあります。
短期滞在者でウィーチャットペイ の解説がな人はTrip.comから予約しましょう。
5. Booking.com
中国現地系の旅行代理店アプリも数多く存在しますが、わたしは敢えてこれを利用します。
その理由は
「中国大陸身分証の提示を求められないから」
です。
宿の中には中国身分証がなければ宿泊できないものが多く存在し、中国現地系のサービスで検索するよりもBookingから検索する方が外国人も泊まれる宿のみが表示されやすいからです。
ただ、CTripの方が検索表示される宿の絶対数は多いので、時間がある人はこちらを利用するのも良いのでは。
こちらはCtripです。
【WeChat Payと銀行口座について】
WeChat pay とはLINEペイみたいなもので、バーコードを読み取る方式の決済方法です。
中国ではこの決済システムがほぼ100パーセント普及しており、現金を使う人は非常に稀なので「細かいお釣りがない」と現金決済を渋られることも多いです。
なら、WeChat payを開設することしか…!
と思うのですが、WeChat pay決済には中国で開設した銀行口座が必要で、その銀行口座開設には滞在ビザが必要になっております。
以前はJCB等の国際クレカを登録して本人認証が済めば決済を利用できたのですが、現在は現地口座が必要となりました。
筆者は口座と決済の開設は済んであるので、利用できる場合のおすすめサービスを紹介します。
宿や電車の予約アプリを紹介しましたが、全てWeChatから可能です。
また、滴滴出行というサービスではタクシーを配車できます。
ぼったくり、悪質な遠回りが少なくない中国での必需品ですね。
中国の大都市ではバス・地下鉄の乗車はほぼ100%QRコード決済が可能です。
交通カードもありますが。
どこに行くのにもスマホ1つ持っていけば済みますね。この便利な生活を失って帰国してから不便に感じて仕方ないと思います。
ちなみに充電が亡くなった時の話ですが、街角に1回20円ほどで借りられるレンタルバッテリーがどこにでもあります。
銀行口座を開設している人は是非利用しましょう。
他にも中国版食べログのようなものや、様々なアプリがありますが他にわたしが使うのはポイントカードぐらいですね。。。笑
何か他にオススメのサービスがございましたらコメントお願いします!!!
【中国の農村部で一般家庭にステイした話】
21世紀の先進国の大都市でトイレにバケツで水を汲んでいるマヨズです。
同じフロアの日本人の友人は洗濯機にバケツで水を汲んでいるそうです。
国際寮、のポンコツ具合には愛着が湧いて来ました。
それもまた良し。
さて、今回は
「中国の農村部・钦州の一般家庭にファームステイした体験記」
を書こうと思います。
◯钦州ってどこ?
◯何かあるの?
◯何しに行ったの?
と思う方が多いと思いますが、わたしもこの市の名前は初めて知りました。
【目次】
1. 钦州の位置
〜どこにあるのか?
〜アクセスは?
2. 何をしに钦州に向かったのか
3. 钦州という町
1. 钦州の位置
1.1 どこにあるのか?
钦州は広西チワン族自治区に属する市であり、
大まかに説明すると
中国とベトナムとの国境付近
に位置しています。
1.2 日本からのアクセスについて
钦州に住む女の子曰く、
「钦州は小さい町だから空港がない。南寧からは鉄道で移動しなければならないが、高鉄も止まらないので动车で向かうしかない。」
とのことでした。
なので移動ルートとしては
①関空 ー 南寧 (飛行機)
②南宁火车站 ー 钦州站
という風になります。
しかし!
関空 ー 南寧を結ぶ直行便は就航しておらず。
結果としての経路は以下の通りとなりました。
KIX 11:20 - CGO 13:55
②郑州 ー 南寧 (深圳航空)
CGO 17:45 - NNG 20:20
③南宁东 ー 钦州东
12:56 - 13:38 D3561
移動で2日使うことになりましたが、南寧市の街歩きもしたかったため結果オーライです。
2. 钦州へ向かった経緯
アクセスが悪く、大きい都市でもない钦州に向かった理由は1つでした。それは…
「農村部の一般家庭に泊まってみたい!!!」
2018年の夏、大学のプログラムで桂林で1ヶ月滞在したのですが、その際に親しくなった友人が钦州に住んでいたのです。
当初の予定は、広州入りする前に桂林で友人に会うことを想定していました。しかし、
「えっ、帰省していて桂林にはいないよ」
「钦州ってところなんだけど、マヨズ遊びに来る?泊めてあげるよ!」
とトントン拍子に話が進み。
気がついたら钦州の民家でステイする方向で話がまとまりました。
正直めちゃくちゃ興味深い。
学生寮とドミトリー等の宿しか泊まったことなんてないし、
ごくごく一般的な庶民が住む家でステイ経験が出来るならアクセスの悪さなんてどうってことない!!!
といった意気込みで、いざ钦州へと旅立ったのでした。
3. 钦州という地方都市
大きい都市ではないのにもかかわらず、鉄道駅は人でごった返していました。
中国について驚くところ:
人がめちゃくちゃ多い。
本当に人がどこにでもいるんですよね。
小さい町であっても大都市であってもしっかり人がたくさんいて、商店街なんかも活気があって。人の圧がすごい。
駅まで来てくれた友達と滴滴车行で呼んだタクシーで家まで。
伝統的な中国風家屋って感じで、外国人のわたしはめちゃくちゃ興奮しました。
家の周りはこんな感じ。
よくある中国の農村部に滞在するのは初めてで、ものすごく新鮮です。
ちょっと違う話になるのですが、
中国は電気バイク(电动车)がめちゃくちゃ普及しています。それは自転車扱いなのでノーヘルで乗れるとか。原付よりも小さいのに3人4人一緒に乗っています。
家庭用コンセントで充電でき、大学や職場の駐輪所にもコンセントが付いているので充電代は実質かからずに乗れます。
面白そうだなぁと思っていると、友人が
「マヨズ!街に行くよ〜」
と。
こうなりました。
アジア特有のバイクがうじゃうじゃ走ってるやつですね。
その一員になってるんです。
帰りは運転ね!
と言われて微妙な表情をする私です。
主な钦州の見どころです。
・钦州タワー
街の中心部付近に突然現れます。
タワーというか鼓楼に近いのか。
そこまで古くもないようです。
・マーケット
中国内陸部、地方都市の庶民的な生活を覗くことが出来て楽しかったです。
・カフェ
町の中心部は割と栄えており、洋風なカフェもありました。
水果茶。
ここでわたしの友達のかつてのクラスメイトたちと合流し、しばらくおしゃべり。
南方方言についての話も聞けて面白かった。
・老友粉
ここで出会ったお気に入りグルメです。
臭い。例えるなら博多ラーメンの臭さ。めちゃくちゃ美味しいんですよね。
中国の農村部では、何世帯もの人たちが集まって1つの大きな家に住むのが当たり前だそうです。
日本では1人暮らしや、親元から離れて新しい家庭で過ごすのが一般的です。
しかし私が泊まった家では
・友人
・兄2人
・兄の嫁
・その長男
・次女が昨日生まれて病院にいる →今後は一緒に住む
・両親
・お父さんの兄
・おばあちゃん
等、合わせて13人が暮らしているとのこと。
めちゃくちゃ多くない!?と言うと
別にこの辺では普通とのことでした。
完全に集団生活をしているのかと思えば、
3階建てのその家は家庭ごと(?)にフロアを使い分けているらしく、キッチン等の共用部分以外は場所の区別はあるそうでした。
日本人の目からは共同生活にしか見えませんが。笑
生まれてからずっと钦州で暮らしたという友人の母は、私と話して
「初めて外国人と話した」
と言っており、面白そうにしていたのも良かったです。
カルスト地形と呼ぶのでしょうか。
広西省特有の尖った山のこの風景が私はとても好きです。
観光地ではない中国内陸部で1日を過ごし、いつも通りの日常に混ぜてもらえる貴重な経験が出来ました。
カタコトの中国語を話す外国人がこの街にいるのは珍しいようで、たくさんの人の親切に触れました。
行ったことのない場所に行き
見たこともないものを見て
新しい人と出会い、価値観を広げることができるのは旅の醍醐味です。
旅人に優しい日本人でありたいなぁ。
アボカド 〜ファッションアイテム〜
【アボカド大流行】
中国生活が始まって1ヶ月と2週間が経つが、皆さんはこちらをご存知だろうか。
そう、アボカドである。
そう、アボカドなのである。
アボカドが中国では空前の大ヒットを巻き起こしているのだ。
まぁ美味しいもんね!
醤油につけたら大トロなんでしょ!
違うのだ。
ファッションアイテムなのである。
何を言っているのか分からないと思うが、筆者もイマイチ分からないのでとりあえず実物を見てほしい。
アボカドキーホルダーである。非常に可愛らしい。
ちなみにこれは筆者の私物である。
これはアボカド模様のスマホケースである。
非常に可愛らしい。
このように、現在今若者たちの間でアボカドがファッショナブルにアイテムとして大流行しているのだ。
中国人の友人に確認したところ
「レモンとスイカとアボカドはオシャレだよね!」
とのことであるが、残りの2つはインパクトという観点でアボカドに及ぶことはないだろう。
中国に来た2週間で筆者が実際に目撃したアボカド的ファッションアイテムをご覧いただきたい。
小物にもなり得る素晴らしい果物である。
これはアボカドを洋服に取り入れた例だ。
(淘宝)
アボカドぬいぐるみだ。欲しい。
誰か留学生宿舎に送りつけてくれないかという甘い考えが脳裏をよぎった。
ここで1つの問いが浮かび上がる。
「アボカドグッズはどのようにして身につけるのだろうか?」
その答えはこちらだ。
なんとファッショナブルなのだろうか。
見て可愛い、食べて美味しい物といえばアボカドの他にガチョウぐらいしかいないぞ。
(広州動物園)
ちなみに上記のアボカドグッズは全て筆者の私物なのだが、これからもアボカドグッズを集めていくという意思はアボカドの種よりは固いだろう。